DDLC プレイ感想
DDLCをクリアしたので以下感想。
ネタバレ注意。
衝撃展開の連続の人気アドベンチャー?ゲーム
友人に勧められるがままにプレイを始めた本作。
初見でプレイするからこその楽しさが非常に強い作品でありながら、
多くの小ネタや考察し甲斐もありのめり込んだユーザーも多いそうだ。
本作は何週もプレイすることでクリアへと近づいていく一風変わった魅力が特徴的な作品。
一週目
最初は正直特別面白さがあるわけでもなく平凡なアドベンチャーゲームという感想を抱いた。
途中でやめようともしたのだが友人が強くプレイすることを進めたので仕方がなく続行。
そして物語終盤に衝撃の展開を迎える。
この衝撃を受けクリアまでプレイすることを決意した。
二週目
二週目を始める前にすでにタイトル画面がおかしい。
そして本編を開始しても一週目と同じような流れなのだがやはりおかしい。
まず一週目では存在したメインヒロインが存在ごと消されている。
メインヒロインと本来会話するはずのスタート直後はグラフィックやサウンドもバグっていて焦る。
また物語自体もメインヒロインなんて初めから存在していなかったっかの如く進められていく。
しかしバグっているかの表現はメインヒロインがかかわっている部分以外にも時々発生する。
そして二週目終盤にとあるサブヒロインからの告白イベントが存在しその告白を断るイベントがある。
この時点で何となく予想はしていたがそのヒロインが刃物で自殺。
そこからヒロインが横たわった状態から動けないのだがセーブ・ロードを繰り返すと背景が昼から夕方、そして夜へと変わっていきこれを何度も繰り返す。
よく見ると横たわったヒロインの顔が徐々に青白くなっていき刃物を突き刺したことであふれ出ていた血は乾いていくことに気づき何日も死体と共にいた事に気づいたときゾッとした。
そして攻略対象ではないヒロインが登場しプログラムを書き換えるようなコマンドが表示され二週目終了。
三週目
三週目は今までと明らかに雰囲気が違う。
要約すると非攻略対象のキャラクターがプレイヤーに恋をしそれを成就するためにプログラムを書き換え本来のヒロインたちを消したり登場人物の行為までも思うがままにしていた。
ここからはそのキャラクターとの会話が永遠続き終わることはない。
しかし会話の合間合間にPCのフォルダから自分に該当するフォルダを決して削除しないようにと訴えかけてくる。
言ってしまうと削除するようにプレイヤーを誘導しているのである、丁寧にフォルダのパスも教えてくれる。
そして実際消すと目の前のキャラクターは消え、償いとして自分自身を除き世界を復元する。
二週目の時点から感じていたのだがバグだったりUIを弄ったり挙句の果てにファイルの操作を行う必要があるなど本作は非常にメタ要素の強い作品である。
メタ要素が苦手だったりPCに疎いプレイヤーにはプレイは難しいかもしれない。
しかしそれではないプレイヤーからは今までのゲームには無い斬新さに惹かれたのではないだろうか。
四週目
ラスボスとなるキャラクターだけがおらず、
バグも発生することの無くなった平和な世界。
その後イベントを挟んで今まで存在しなかった突然のスタッフロール。
そして最後にはゲームを二度とプレイすることができなくなる。
再度プレイしようとするとキャラクターからの別れのメッセージのみが表示され続行することはできない。
ゲームを作った側からすると何度もプレイしてほしいあろうになんと斬新な終わり方だろうか。
総評
最後の最後までメタ要素が非常に強い作品だった。
しかし一週目終盤からの怒涛の衝撃展開の連続や、
メタ要素自体も他の作品では中々見られないようなアプローチであり自分は非常に楽しむことが出来た。
しかし物語自体がホラーだったりメタ要素が苦手な人からするとプレイするのは難しいかもしれない。
受け付けない人には受け付けないが刺さる人には刺さると言った印象の作品。
一時Vtuberが挙って本作をプレイしていたが衝撃の展開を受けたリアクションが受け流行ったのではないだろうか。
ここまで感想を見ると初見の衝撃はかなり薄まるだろうが是非何も知らない状態のままプレイしてほしい作品である。