ゼルダ無双 厄災の黙示録 プレイ感想
クリアしたので感想を。
人気作の雰囲気を残した無双
本作は高い人気を誇るゼルダの伝説ブレスオブザワイルドの前日談が舞台。
ブレスオブザワイルドに登場したキャラクターを操作できるのは勿論のこと、
シーカーストーンの存在や、ジャスト回避した後の演出などはブレスオブザワイルドのものを引き継いでいる。
特にシーカーストーンを使ったアクションはブレスオブザワイルドでは主にギミックとして使わるのが多かったが、
それを印象は崩さないまま上手く戦闘の要素として入れられている。
そしてビジュアル面に関してもUIやモデルなどはブレスオブザワイルドのものと同じもので、
使いまわしているのだろうかと思ったが、
本作は開発会社が違う関係でモデルなどは作り直しているそうだ。
並べてみると違いが分かるのだが普通にプレイしているだけでは違和感は全く感じなかった。
マップなどもブレスオブザワイルドを忠実に再現されており開発会社のこだわりが感じられた。
OWを犠牲にアクションを強化
ブレスオブザワイルドはオープンワールドのゲームとして非常に高い評価が得られた。
その反面、戦闘などのアクションは特別面白いとは感じられることはなかった。
そこで本作はオープンワールドでは無くなり自由度は低くなった分、
アクションとしての面白さを強くした印象がある。
なのでブレスオブザワイルドのオープンワールド要素を期待して本作をプレイすると思っていたものと違うという感想が出てしまうかもしれないが、
自分はオープンワールドのような自由度が高いものが特別好きではないので本作のほうが好みだった。
雑魚に対してはボタンを適当にポチポチしているだけで薙ぎ払うことができる爽快感があり、
強敵に対しては敵の動きを見て動く必要がある印象がドラクエに似ていることから自分は面白いと感じたのかもしれないと思った。
ハード性能の限界?
本作はスイッチのゲームなのだが所々ハードの性能が足りていないのでは?と感じるところがあった。
FPSは30であり、普段プレイしている分にはそこまでカクカクしていると思わないのでが、
やはり60FPSのゲームと比べてしまうと見劣りしてしまう。
そして強敵が体勢を崩している際に攻撃を与えると強めのヒットストップがかかるのだが、
それが場合によっては(周りに敵が大勢いる場合?)ヒットストップやスローどころか処理落ちしているのでは?と感じる。
実際に本当に30FPSをキープできているのだろうかは気になる。
スイッチの性能が上がったスイッチProなるものの存在が噂されているが、
スイッチProではあらゆるゲームが60FPSでプレイできるようになってほしい。
総評
ブレスオブザワイルドの雰囲気を上手く残しつつ、
無双のアクション要素を加えたような作品。
ブレスオブザワイルドが好きだったという人よりはアクションが好きだという人にお勧めしたいが、
ストーリー的にはブレスオブザワイルドをプレイした人ならなお楽しめる作品だった。
100点中85点くらい。